障害者の飛行機利用

 アメリカは日本と違って障害者に優しい国です。Madison行きの搭乗が始まると日本のようにassistの必要なお客様からなどという放送もないのに、みんな当たり前のように障害をもっている乗客に順番を譲っています。我が家も当然のように優先搭乗でしたが、大荷物などで時間がかかってもみんな何も言わずに待ってくれました。
 日本からアメリカへはいつもノースウエスト航空を利用しています。アメリカ国内旅行で利用したのはノースウエスト、コンチネンタル、デルタとスカイチームばっかりですが、共通して言えることは日本の航空会社のようにいちいち車椅子利用の理由を説明したり、飛行機のドアまで自分の車椅子を使うことを地上係員にお願いしたり、優先的に最初に搭乗できても降りるのが一番最後だったり、しつこくお手伝いはありませんかと聞かれたりなどがなく、車椅子を使用していても普通の乗客と一緒に利用できます。自分の車椅子のまま搭乗口まで行けば何も言わなくても最終目的地までのtagを付けてくれて、並んでいなくても搭乗開始になれば真っ先に飛行機のドアのところまで車椅子で行けるし、車椅子はそのままにしておいても係が貨物室に運んでくれて、降りる時も優先的で飛行機の外には預けた車椅子が既に用意されており、機内でもこちらが何か要求しない限り付きまとわないし、至って快適に旅行ができます。日本とアメリカ往復はノースウエストのB747-400であれば、車椅子は折りたたんで最前部のクローゼットに入れておけます。アメリカの航空会社利用に関して車椅子利用の場合、事前に航空会社に連絡したりなど全く不要であり、病気や障害についてのprivateなことは全く何も聞かれることもなく、機内での制限もなく非常に快適です。


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