子供たちの学校
ハイレベルのPreschool


 長女が5歳、次女が3歳、それぞれKinderとPreschoolに通う年齢です。初めは無理に行かなくてもと思っていましたが、回りからいつも子供の学校のことを聞かれ、やはり通わせないといけないことが分かりました。まず大学病院近くで、大変評判の良いPreschoolに予約をして行きました。日本人は誰もいませんし、先生も日本語は全く通じません。言葉のことが心配でしたが、先生たちはそんなの大丈夫と気にする素振りもありません。次女のクラスにのみ空きがあり、次女は何の選択の余地もなくここに決定です。でも結構お高いんですよ授業料が。一月に約900ドルです。大好きな焼肉をヒレ肉でなくばら肉にしなくてはなりませんが、子供のためです。仕方ありません。
 次女は毎朝私とバスで通うことになりました。朝7時過ぎにアパート前の停留所からバスに乗って行きます。Preschoolは大学病院の向かいにあり、何かあればすぐに駆けつけることができます。毎朝泣いて嫌がる次女を先生に預けて職場に向かいますが、可愛そうだという感情も持つ暇もなく私の一日が始まります。次女は最初の2週間はバスから降りると泣いてばかりでしたが、丁度2週間過ぎてから泣かなくなりました。どうやら好きな男の子ができたようです。先生たちとも子供たちとも言葉が全く通じなくても、恋心を抱くとは・・・、親の心配をよそに強く生きていたようです。
 もっと驚いたのは先生たちの子供の評価です。日本語を全く理解しない先生でしたが、次女の全ての行動で成長・発達を事細かに評価していたようです。定期的に個人面談があり、評価した内容を知らせてもらいました。次女も英語は全く分かりません。先生や友達は日本語が全く分かりません。でも何とかなるものです。心配になって時々教室をのぞいていたのですが、次女の成長は目を見張るものがありました。英語の上達もなかなかのもので、親が苦手なLとRの区別が完璧です。英語も音だけですぐに覚えてしまうようで、「だっこ」ではなく、「Pick me up, please.」と言うようになりました。



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