Madisonの四季

春;イースターサンデーを境に夏時間となり、時計の針を1時間進めます。つまり月曜日には、今まで朝5時に起床していたとすると、4時に起きなくてはならないことになりますから、慣れるまでは大変でした。朝晩はまだ肌寒いですが日中の気温は15度を超え、市民のほとんどはTシャツ姿です。広くて綺麗な公園には、名前は分かりませんが白い花が沢山咲きます。でも桜はありません。日も長くなり、気分的にも良いものです。日本のように学校は新学期ではありません。新学期は9月からですから、春休みもありません。
夏;Madisonの夏は最高です。緯度が高いために夜9時過ぎまで明るく、不思議な感覚です。気温が30度を超えることは数日しかなく、湿度も丁度良く非常に快適です。アパートにはプールがあって、家族でよく泳ぎました。市内にある大きな湖も活気付いています。屋外ではあちこちでバーベキューをしています。State streetのカフェや大学のカフェテリアでは夜遅くまで屋外でくつろげます。街路樹の緑が非常に美しく心も開放的になり、最も好きな季節です。



夏のメンドータ湖

秋;紅葉の季節ですが、ほとんどの落葉樹の葉っぱは黄色くなります。湖に映る森の黄色が非常に美しく、本当に絵画のようです。晩秋にはハローゥインと感謝祭があります。我が家のガールズも近所の子供たちと「Trick or Treat」と言って、沢山のお菓子をもらって来ました。感謝祭は生涯の恩師であるMontgomery先生宅に招待されました。私たち家族はMontgomery先生と奥様(心理学の教授です)に暖かくもてなしていただきました。



ハロウイン

冬;家内が最も嫌いな季節ですが、私はそうでもありません。でも寒さは半端じゃありません。滞在中の2004年の冬は、雪こそ少なかったのですが最低気温が氷点下20度を下回る日が多く、貴重な経験をしてきました。愛用の携帯電話を外で使うと、金属部分が耳にくっついてしまい無理にはがすと出血します。電話を耳につけたまま自然解凍を待つしかありません。鼻息がすぐに凍りつきます。大きな湖も完全に凍ってしまい、車で渡れます。私は北大時代に札幌に6年間住みましたが、こんなことはありませんでした。すごいです。
 そして、冬は家族でMadison,にやってきた季節であり、日本に帰国した季節でもあります。思い出すと複雑な気持ちになります。



凍った冬のメンドータ湖


前のページ


 
Copyright (C) 2008 Dr.Kawakami, All Right Reserved.