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医学部を目指していた頃、医学部の学生の頃、そして現在も目標は信頼される臨床家になることです。
脳神経外科ではほとんどの場合、一度破壊されてしまえば二度と元に戻ることのない非常にデリケートな脳組織を扱います。脳は再生しませんので、破壊による症状は後遺症として患者さんを苦しめてしまいます。最近はiPS細胞での再生医療という非常に魅力的な治療も現実味を帯びてきましたが、やはり基本は一人一人の患者さん・一つ一つの症状に対する的確な評価・治療だと思います。同じ疾患でも、ある人に効いた治療が別の人に効かなかったりすることはよく経験されることです。
そのような意味で多種多様の症例に臨機応変に対応でき、患者さんや家族、病院でお世話になるスタッフから信頼されるような臨床家が目標ですが、目標達成は非常に難しいことであり、日々精進努力しています。 |
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