NORIAKI KAWAKAMI
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  DBSの適応となるその他のMovement Disorders
 
ジストニア;
ジストニアとは患者がある姿勢を保っている時に生じる筋緊張の障害で、体軸筋の筋緊張異常と四肢の筋緊張異常とに分けられます。不随意な筋収縮が四肢、頚部局所に比較的長時間生じる特発性局所ジストニアを書痙、痙性斜頚といい、深部脳刺激手術で良好な結果が得られます。特発性局所ジストニアでは感覚障害はありませんが、sensory trickにより症状が改善したり増悪したりします。

本態性振戦;
原因となる疾患がなく、原因不明の振るえ(振戦)です。振戦以外の症状はなく、振戦が進行増悪しても生命にかかわるようなことはありません。精神的緊張で症状が悪化することが多く、特に人前に出ると顕著になったりします。逆にアルコール摂取で症状が改善することもあります。体質と言ってしまっても良い良性のもので、β遮断薬などで対症的に治療しますが日常生活に支障を来たすような重い症状の場合は脳神経外科的に手術をします。ちなみにβ遮断薬は喘息の方、低血圧の方、心臓の悪い方には使えません。
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